ゴルフ練習場 [テント]
昔、ゴルフをやってた頃、
コースに到着して、打ちっ放し練習場が無いと不安で仕方がありませんでした。
スタートホールが谷越えだったりすると、もう目の前真っ暗・・・!!
不安だから、ちょっと打ってからスタートしたい。
でも・・・、
不安だから、一生懸命打ち過ぎちゃって、
結局、スタート前にメロメロ・・・。
今、考えると、
ちょっと打ったところで、変わりゃしないのにネ。
下手なんだから・・・。
さて、あるゴルフコースの練習場のテント。
2年前に見積した案件が急に決まりました。(・・・これが、後でいろいろと・・・)
で、決まれば短納期 (最近、これが多い・・・)
ちょうど人手もなかったので、
メジャー、水糸、レーザーメジャー、下げ振り、ガムテープ
をお供に急いで採寸に出かけました。
恥ずかしながら・・・、
あんまりやったことのないカタチなので、
たくさん測ってCADで展開作戦です。
フレームの作図が終わって、さて、キャンバスの裁断図も・・・
って、ところで・・・このテント・・・、
フレームにビンビンにロープで編めばOK、ではなくて、
あっち、こっち、そっち、を引っ張りっこして、
バランス取ってきれいな曲面に仕上げる構造なんです。
( 床に広げても平らにはなりません )
意地でもコンピュータを駆使して、最良の答えを!!
と時間を掛けるのもいいでしょうけど、
過去の経験からすると、こりゃぁ、
採算度返し!必殺!!自己満足ワールド(シャキーーンッ)
に突入しかねないので、涙を飲んで、
コンピュータ と 手作業 と 勘 の融合、で短時間で済ませることにしました。
(最近、少しは利口になりました、ハイ)
⇒アルミ複合板で、1/10の模型 をつくります。
(と言っても凝ってはいけません。タダの箱で十分!!)
こんなときもマルチカットマシンは便利です!!>> CADデータが活かせます。
あとは、ターポリンを切り貼りしてカタチを検証します。
でも、お気楽お手軽ではありません。
1/10モデルで、3ミリ狂うと、実物では3㎝の間違いになってしまいます。
それから、『こういう時はこの伸びるハズ』、という経験則も織り込んで、
慎重に、慎重に。
で、完成したのが・・・ ・・・完璧です。
さっき、(・・・これが、後でいろいろと・・・) と書きましたが・・・。
キャンバス発注したら、この2年の間に値上がりしてて
・・・もう金額確定後で後の祭・・・ヤッター!!
元請けさんのチェックミスでやり直し工事になって、
・・・その費用もひっかぶらされて・・・ヤッター!!
(あっ、元請けさんも読むかな・・・?
まっいっか。本当のことは、わかってるんだろうし・・・)
と言うわけで、ほとんど何も残らない現場となりました。
・・・・・・・・・・元請けさんのメンツと予算は守られたんでしょうけど。
今日はちょっと 毒 吐いちゃってますか?
でも、『ヤッター』なんて書くと、毒っぽくないでしょ?。
あ~あ、こんなんなら、
あくまでもコンピュータで計算して、難しいことやったほうが、何か残せたのかな?
自己満足?・・・かもね⇒⇒⇒株式会社シティクラフト